顔が良いだけではモテない

自分も含めて、モテない人は顔さえ良ければと考える。けど、そんなことは決していない。顔さえよければモテるなんてことは絶対にない。
しかしこれは、僕のような容姿に自信がないモテない人々の救いではない。むしろ逆だ。顔が良いだけではモテない=不細工でもモテる、では決してないからだ。ようするに、顔が良くて頭がいい、顔が良くてスポーツができる、顔がよくて面白い、顔が良くて仕事ができる、顔が良くて優しい、顔が良くて、頼り甲斐がある、顔がよくて歌が上手い、モテる奴とはそういう奴だ。顔の良さはモテるための必要条件であって十分条件ではない。最後の手段と思い整形を試みたところで、「○○君って、顔だけだよね」といわれるのがオチだ。
顔より性格、そういう人はいるだろう。確かにその通り、顔がいまいちなら性格の良さで補えばいい。しかし不細工はその性格を見てもらえる機会が圧倒的に少ない。それにどれだけ性格が良ければ、木村拓哉妻夫木聡玉木宏の容姿と肩を並べることができるのだろう。きっと、見ず知らずの酔ったオッサンにゲロをぶちまけられたとしても、嫌な顔一つせずに「大丈夫ですか」と介抱してあげるぐらいの器の大きさが必要だ。そしてそういう優しさは、もしかしたら勉強やスポーツ以上に、努力ではどうにもならないものかもしれない。
そんなことを言っているからモテないんだ、と自分でも思う。けど、いいじゃないか。愚痴ぐらい書いてもいいじゃないか、にんげんだもの